大型ラジコン除草機/マルチャーの比較 その1
ここではラジコン除草機/マルチャーの馬力を75馬力以上と定義します。
現在、日本に輸入されている機械は、2‐3機種のみです。
そして、それらの機種全てにおいて、マルチャーヘッド二種類のみの選択のみであり、他のアタッチメントはありません。
つまり、それらの大型ラジコン除草機/マルチャーは、森林作業専用と考える事が出来ます。
海外においては、120馬力以上のラジコンと乗用式の両方があり、それらは日本に輸入されていません。
それらの大型機械は、搬送するのに4トン以上の積載車が必要となり、大型過ぎるので、日本の急峻な地形においての作業には不向きと考えられます。
フォーレストマルチャーで、切り株 ストンプ=stump を削るには、45馬力~75馬力あれば出来ます。後は、どの位の時間が掛かるか?という事だけです。
馬力で言えば、40馬力と45馬力の5馬力の差は仕事効率において大きいと言えます。
5馬力の差は、マルチャーヘッドの回転が高負荷で止まりそうになるか否かの差となります。
フォーレストマルチャーヘッドの重量は500kgを超え、頭が重くなり、機械後方に重りプレートを取り付けなければバランスが取れません。
その重りプレートの重さの分がクローラーの足元の負荷となり、ぬかるみ等においては、俊敏に動けない場合があります。
75馬力以上の大型ラジコン除草機/マルチャーの場合は、機械全体が大きく重い為、小回りは効きません。
その様な軌道性の事も考え、弊社では45馬力と75馬力の二種類を開発・販売しています。
根株を削る仕事が主たるものである場合には、75馬力をお奨めし、草刈や5~7cm程度未満の立木を削り倒すには45馬力で十分だと思われます。